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15.CHROME
クローム
http://www.chromebagsstore.com/

Interview by messengerbag.jp
取材日:2010年02月26日
1994年の発足より、ハードなメッセンジャーバッグを作り続けるCHROME。完成度の高いメッセンジャーバッグは世界的に支持され、マイナーチェンジはあるものの今も尚、現行モデルとして活躍している。SF、NYCでもメッセンジャーの使用率は高い。

チームを支えてきたBayard Winthrop(President)及びSFショップマネージャーShawnに話を伺った。
CHROME Logo
Bayard Winthrop(President)
元プロボクサー、異色の経歴を持つ人物。アメリカらしい屈強のタフガイ。
SFのアンダーグラウンドカルチャーに精通している。
― まずはメッセンジャーバッグを作り始めたきっかけを聞かせて下さい
我々には、デンバーでバイシクルメッセンジャーをやっている友人達がいて、彼らはよく倉庫にバッグを買いに来てくれてた。それでメッセンジャー用のパーフェクトバッグをデザインしてくれとうるさく言われてね、彼ら用のバッグを作らせようとしたんだ。
結局、我々が折れて、その結果クレムリン(CHROMEメッセンジャーバッグの最大バッグ、現行はバージョンアップしてベルリンとうモデルで展開中)が出来上がった。それが12年前の事。当時のオリジナルバッグのいくつかは今も尚継続しているし、根強い人気がある。
― バッグを作るにあたって、影響を受けたバッグ又は人物はありますか?
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クロムはおよそ15年前、シンプルで、かっこいいデザインのバッグを自転車乗りのために作る目的でコロラド州ボルダーに設立… 我々は、バッグも人物もそうだけど、常に発展するバイシクルカルチャーの影響を受けてきた。人物で影響を受けたといえばTatoo louという奴かな。 友人でエベレストのベースキャンプで自転車に乗った最初の人物。

― CHROMEという名前、又はロゴマークの由来は?

名前のCHROMEはクロスカントリーのマウンテンバイク旅行の造語。 それは、古いハードテイルマウンテンバイクのあだ名で、我々が使うバンの中にいつも入れて、巡回ライドで使用してた。現在のロゴは約10年前に一夜のヘビードリンクと素敵な会話の中から考案。(笑)

― シートベルトバックルを採用したのはなぜですか?
バッグを下ろすときに頭の上を通さなくてもいいようにベルトが外せるバックルを探してた。安いプラスチックのものでなく。最初はデンバーにある車の廃棄所から回収したシートベルトバックルを使う事からスタート。
結局、廃棄所から回収したものも使い果たし、自分たちでカスタムバックルを作り始めた。
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CHROME Logo
Shawn(SFショップマネージャー)
アーティスト:裏側から描くガラスペイントや店舗で使う什器やディスプレイオブジェなどを制作
CHROME SFショップの什器やオブジェは全て彼の作品
― あなたが思うCHROMEのイメージを教えてください。
ブランドとしてのChromeのイメージは、機能的で、ファッション性の高いバッグ。ブランド自身が同じイメージを形として具現化している。品質、機能、フィッティング、快適さそして良い物を求めているユーザに対し Chromeは機能性とファッション性の両方を伝える事が出来ていると思う。Chromeはバッグがどのように見られるか、どう市場で動いていくか常に気に掛けているよ。正直デザイン性が 今に導いてくれたんだと思う。
― 地元サンフランシスコではどんな人がCHROMEを背負っていますか?
若い、ヒップでクールなかっこいい子達
― SFではやはりCHROME人口は多いですか?
YES!おそらく我々がほぼ8年間ここにいたので、SFは、我々の故郷の街!
NYC、シカゴとポートランドの街中でもChromeバッグはかなり使われているよ。
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― ペイントはどうやってるんですか?
私はいろいろな異るペインティングのテクニックを見てきた。 バッグもキャンバスだと思えば同じように出来るんだよ。本当に!
子供達は油絵の具、アクリル、塗料ペン、シャープペン、スプレーやステンシル、それらすべてを使って絵を描くでしょ。私の考えでは、状況がたとえ何であろうとも、アーティストは自分の選んだ伝達手段の中でやり方を見つけるんだと思うね。
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Shawnのガラスペイント作品
― 結構カスタムオーダーは多いのですか?
実際にはCHROMEのバッグに絵を描いたことはないんだけど(笑)。

たまにChromeで他のブランドと限定コラボしたりする時に、シルクスクリーンプリントバッグは作るよ。その時はかなりのオーダーを受けるね。

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シルクスクリーンプリントバッグ   限定コラボ刺繍カスタム
― SFの自転車カルチャーの現状、また流行など教えてください。
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この街は自転車の世界が広がっていくのを見てきたよね。健康志向なども関わっているのもあるし。ある人の生活は自転車を中心に回り、他の人はそれを通勤などの移動手段であるとみなし、そして、何もやる事がないから週末に乗るみたいな人もいるよね。 個人的な意見として、サンフランシスコは自転車カルチャーのムーブメントの最先端を行く街の1つであり、自転車がサンフランシスコの環境下で車社会に代わる適正で尊重された移動手段であると認識されたと思う。

トレンドは何か? 僕が思うに、仲間、友人の中で、自分で考えて、モノ作りしたり、自転車を使っていかに個性を出せるかなんじゃないかと思う...例えば自転車のカゴがメチャクチャかっこいいとか

― イベントや新しい何か活動などはありますか?
イエス! 我々は店でビデオの上映会を催すことから、NACCC、the Velo City Tour、また言うまでもなく、他のサイクリングやストリートイベントのスポンサーとなるなど、 あらゆる事柄に参加している。 Interbike 展示会の期間中は、トップ選手たちがラスベガスに集結しChromesprints(Gold SprintsのChrome Version)に参加する。 Chromesprintとともに展開する卸売りツアーも現在計画中。

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― 海外からみた日本のバイクカルチャーはどうですか?

ジャパニーズカルチャーは全部好きだよ。東京で君達が行っていることはリアルでタフであり、バイクシーンの本質的な姿だと思う。そして、それは世界でもトップレベルだと考えている。日本人街で、日本の自転車雑誌が売られているが、直ぐに売切れてしまうぐらい、こっちのやつらも注目しているよ。

― 今後CHROMEはどのような展開を予定していますか?

自分の重要な仕事は、マーチャンダイジング、そして自分のゴールはブランドのコアを伝える為のマーチャンダイジングシステムを生み出すこと。自分で店に立ち、リアルな声を聞いて、内装や什器を自分の手作業で作り出し、自分の愛する商品が もっと沢山売れるようにすること、人の手を借りずにね。そして、そのやり方を世界に向けて発信し、Chromeのやり方を広めたいと考えている。 このチームの一員である事にワクワクしてるし、このブランドの成長を見ていくのが楽しみだね。

― Thank you !!
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CHROME Logo
Bayard Winthrop(President)
元プロボクサー、異色の経歴を持つ人物。アメリカらしい屈強のタフガイ。
SFのアンダーグラウンドカルチャーに精通している。
― まずはメッセンジャーバッグを作り始めたきっかけを聞かせて下さい
我々には、デンバーでバイシクルメッセンジャーをやっている友人達がいて、彼らはよく倉庫にバッグを買いに来てくれてた。それでメッセンジャー用のパーフェクトバッグをデザインしてくれとうるさく言われてね、彼ら用のバッグを作らせようとしたんだ。
結局、我々が折れて、その結果クレムリン(CHROMEメッセンジャーバッグの最大バッグ、現行はバージョンアップしてベルリンとうモデルで展開中)が出来上がった。それが12年前の事。当時のオリジナルバッグのいくつかは今も尚継続しているし、根強い人気がある。
― バッグを作るにあたって、影響を受けたバッグ又は人物はありますか?
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クロムはおよそ15年前、シンプルで、かっこいいデザインのバッグを自転車乗りのために作る目的でコロラド州ボルダーに設立… 我々は、バッグも人物もそうだけど、常に発展するバイシクルカルチャーの影響を受けてきた。人物で影響を受けたといえばTatoo louという奴かな。 友人でエベレストのベースキャンプで自転車に乗った最初の人物。

― CHROMEという名前、又はロゴマークの由来は?

名前のCHROMEはクロスカントリーのマウンテンバイク旅行の造語。 それは、古いハードテイルマウンテンバイクのあだ名で、我々が使うバンの中にいつも入れて、巡回ライドで使用してた。現在のロゴは約10年前に一夜のヘビードリンクと素敵な会話の中から考案。(笑)

― シートベルトバックルを採用したのはなぜですか?
バッグを下ろすときに頭の上を通さなくてもいいようにベルトが外せるバックルを探してた。安いプラスチックのものでなく。最初はデンバーにある車の廃棄所から回収したシートベルトバックルを使う事からスタート。
結局、廃棄所から回収したものも使い果たし、自分たちでカスタムバックルを作り始めた。
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CHROME Logo
Shawn(SFショップマネージャー)
アーティスト:裏側から描くガラスペイントや店舗で使う什器やディスプレイオブジェなどを制作
CHROME SFショップの什器やオブジェは全て彼の作品
― あなたが思うCHROMEのイメージを教えてください。
ブランドとしてのChromeのイメージは、機能的で、ファッション性の高いバッグ。ブランド自身が同じイメージを形として具現化している。品質、機能、フィッティング、快適さそして良い物を求めているユーザに対し Chromeは機能性とファッション性の両方を伝える事が出来ていると思う。Chromeはバッグがどのように見られるか、どう市場で動いていくか常に気に掛けているよ。正直デザイン性が 今に導いてくれたんだと思う。
― 地元サンフランシスコではどんな人がCHROMEを背負っていますか?
若い、ヒップでクールなかっこいい子達
― SFではやはりCHROME人口は多いですか?
YES!おそらく我々がほぼ8年間ここにいたので、SFは、我々の故郷の街!
NYC、シカゴとポートランドの街中でもChromeバッグはかなり使われているよ。
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― ペイントはどうやってるんですか?
私はいろいろな異るペインティングのテクニックを見てきた。 バッグもキャンバスだと思えば同じように出来るんだよ。本当に!
子供達は油絵の具、アクリル、塗料ペン、シャープペン、スプレーやステンシル、それらすべてを使って絵を描くでしょ。私の考えでは、状況がたとえ何であろうとも、アーティストは自分の選んだ伝達手段の中でやり方を見つけるんだと思うね。
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Shawnのガラスペイント作品
― 結構カスタムオーダーは多いのですか?
実際にはCHROMEのバッグに絵を描いたことはないんだけど(笑)。

たまにChromeで他のブランドと限定コラボしたりする時に、シルクスクリーンプリントバッグは作るよ。その時はかなりのオーダーを受けるね。

chrome_07a シルクスクリーンプリントバッグ
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chrome_07c 限定コラボ刺繍カスタム
― SFの自転車カルチャーの現状、また流行など教えてください。
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この街は自転車の世界が広がっていくのを見てきたよね。健康志向なども関わっているのもあるし。ある人の生活は自転車を中心に回り、他の人はそれを通勤などの移動手段であるとみなし、そして、何もやる事がないから週末に乗るみたいな人もいるよね。 個人的な意見として、サンフランシスコは自転車カルチャーのムーブメントの最先端を行く街の1つであり、自転車がサンフランシスコの環境下で車社会に代わる適正で尊重された移動手段であると認識されたと思う。

トレンドは何か? 僕が思うに、仲間、友人の中で、自分で考えて、モノ作りしたり、自転車を使っていかに個性を出せるかなんじゃないかと思う...例えば自転車のカゴがメチャクチャかっこいいとか

― イベントや新しい何か活動などはありますか?
イエス! 我々は店でビデオの上映会を催すことから、NACCC、the Velo City Tour、また言うまでもなく、他のサイクリングやストリートイベントのスポンサーとなるなど、 あらゆる事柄に参加している。 Interbike 展示会の期間中は、トップ選手たちがラスベガスに集結しChromesprints(Gold SprintsのChrome Version)に参加する。 Chromesprintとともに展開する卸売りツアーも現在計画中。

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― 海外からみた日本のバイクカルチャーはどうですか?

ジャパニーズカルチャーは全部好きだよ。東京で君達が行っていることはリアルでタフであり、バイクシーンの本質的な姿だと思う。そして、それは世界でもトップレベルだと考えている。日本人街で、日本の自転車雑誌が売られているが、直ぐに売切れてしまうぐらい、こっちのやつらも注目しているよ。

― 今後CHROMEはどのような展開を予定していますか?

自分の重要な仕事は、マーチャンダイジング、そして自分のゴールはブランドのコアを伝える為のマーチャンダイジングシステムを生み出すこと。自分で店に立ち、リアルな声を聞いて、内装や什器を自分の手作業で作り出し、自分の愛する商品が もっと沢山売れるようにすること、人の手を借りずにね。そして、そのやり方を世界に向けて発信し、Chromeのやり方を広めたいと考えている。 このチームの一員である事にワクワクしてるし、このブランドの成長を見ていくのが楽しみだね。

― Thank you !!
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