Reload-Ellie_00
R.E.Loadの"E"であるEllie Lum。ニックネームはEllie。
18.R.E.Load (Ellie)
リロードバッグ
http://www.reloadbags.com/

Interview by messengerbag.jp
取材日:2011年4月26日
1997年、当時メッセンジャーだったRoland(R)とEllie(E)の2人が、自分たちを満足させるリアルなメッセンジャーバッグを求めて、アメリカフィラデルフィアでスタートしたR.E.Load(リロード)。圧倒的にリピーターが多く、今や世界中のメッセンジャーから世界で1番のメッセンジャーバッグと評されるのは、設立から今まで変わらない彼らのバッグに対する熱意や価値観をバッグを背負うことで肌で感じているからなのだろう。
今回は2人にインタビュー、二回目はEllie(エリー)です。
― まずは自転車に乗り始めたきっかけを聞かせて下さい
小学校4年生の時、初めて自転車に乗る方法を学びました。自転車が大好きで、毎日自転車で学校に通ったわ。
それから15歳の時にロードバイクを手に入れて、街を乗り回してた。私はサンフランシスコで育ったから、そう車を運転したことはないわ。いつもバス、電車、自転車か歩きでした。
でも去年、30歳の時に自動車免許をとったの。移動手段がほとんどが自転車だったから...
― メッセンジャーバッグを作り始めたのはいつから?またきっかけは?
Reload-Ellie_02
CMWCシアトルにて
私がメッセンジャーとなった1997年にメッセンジャーバッグを作り始めました。
まずはローランドのメッセンジャーバッグを修理する事から始まり、それからローランドとR.E.Loadを始めることにしました。(RとEは私たちのイニシャルです)
私たちはクオリティのいいモノが作れる会社を作りたかった。

― まだその頃は今ほどメッセンジャーバッグブランドは多くなかったですね?

ええ、その通りですね。主にTimbuk2、マンハッタンポーテージ、ZOバッグ、DeMartiniのバッグでしたね。R.E.Loadはカスタムメッセンジャーバッグのイノベーターだったと思います。
私たち以前であれば、それぞれの都市のメッセンジャーが彼ら自身でバッグを作ってたりしてましたね。
そうねぇ、カルチャーの一部みたいな感じだったかな。
でもR.E.Loadは会社として最初にカスタムメッセンジャーバッグを成功させたと思います。多くの人がR.E.Loadにインスパイアされていると思いますよ。

― 当時のエピソード(苦労話など)はありますか?

今までに会社としてクリアできるかどうか大変な事も何度かあったけど、基本的に自分たちで何とか解決するようにしています。
最近の金融ショックはかなり大変だったけど、少なくとも私たちはまだ生きています。(笑

― ローランドとエリー、それぞれの特徴や役割を教えて。
一言で私を表すととにかく、自転車や自転車カルチャーが大好きだってことかな。人に教えるのが好きだし、人とモノやアイデアを共有するのが好きだし、私はまた、ユーモアや陽気な生活が好きだし、外に居ることが好きだし、私は「Love」は何でも可能だと思います。そして人々を励ますのも大好きで、人が望む何かをしてあげたいと思うの。
私は世界は美しく、人もそうだと思っているわ。
Reload-Ellie_03
― バッグを作るにあたって、影響を受けたバッグ又は人物はありますか?
Eric Zoに一番影響を受けました。彼は自分で全ておこなっており、自転車カルチャーと密接につながりながらバックを作っていて、私にとってそれは本当に重要だと思う部分ですね。
― ファーストバッグはどんなものでしたか?
工業用のミシンを持ってなかったので、最初に作ったバッグは縫うのが大変でした。
― インパクトのある刺繍やカラフルな色使いが当時から斬新でしたよね。
私はお客さんもリロードのカスタムのデザイン等の過程に関わっている状況がすばらしいと思う。消費者が自らの意思によって物を購入する行為こそが、より物を大事に扱う事に繋がると思うのです。
私たちは、13年かけ自分たちのクラフトマンシップに磨きをかけてきました。
オリジナリティ溢れる皆さんのアイデアによるデザインを刺繍する事が大好きです。
― ハンドメイドへの拘りなどありますか?
はい。私たちが完全に製品管理ができる方法ですね。
Reload-Ellie_05
― 他のメッセンジャーバッグブランドとの違いは?
ほとんどの人が私たちが小さな会社である事と、ローランドと私が未だバッグを縫っている事を知りません。
オリジナルフルカスタムバッグの創始者である事も知られてませんね。
― 10年以上の歳月を経て、アップデートされた部分はありますか?
はい、いつも!!!
― バッグを制作する上で、メッセンジャーならではの利点はありますか?また、それはどういった部分に反映されているのでしょうか?
はい、もちろん。バッグをデザインするうえで最も良い方法は、それを実際に使うことですから。
― フィラデルフィアやSFの自転車(メッセンジャー)カルチャーはどうですか?
Reload-Ellie_07
フィラデルフィアではR.E.Loadが自転車カルチャーを引っ張っていると思います。サンフランシスコの自転車カルチャーは大きくて、多様です。
フィラデルフィアもサンフランシスコはとても自転車が多い。自転車は今ますます人気が出てきていて、本当に嬉しいです!

― 日本の自転車(メッセンジャー)カルチャーはどう思いますか

日本の自転車カルチャーが大好きです。いつもR.E.Loadフレンズとファミリーを受け入れてくれます。
日本では自転車が移動手段として多くの人達に認められている、それが日本に行くの楽しみにさせてくれる。

― 日本の好きなところは?

もちろんDepotを愛してます!(日本の一番はこれね)
スタートして間もない頃からSeiya(Depot)はR.E. Loadをサポートしてきてくれました。彼との良い関係が日本や日本の文化に親しみを感じるし、大好きです。


― 世界的にみて自転車(メッセンジャー)カルチャーはどうなっていくのでしょうか?

バイクメッセンジャーカルチャーは街でもっと盛んになって行くと思います。最高な仕事の1つですからね。

― 今後の目標、目指す所を教えてください
R.E. Loadの私のビジョンは世界に役立つすばらしい製品を作り続けること。
私たちはモノを作るのが大好きだし、人と経験値やアイデアを共有していきたいの。
― 最後に、日本のR.E.Loadファンにメッセージを!
R.E.Loadへの継続的なサポートに本当に感謝します。
私たちは皆さんのサポート無しでは続けることができませんでした。私は日本の自転車カルチャーに感銘を受け、その感動がリロードの独自性(オリジナリティ)の原動力になっています。
― Thank you Ellie !!
Reload-Ellie_06
Reload Logo
Ellie Lum(?)
ホームタウン: サンフランシスコ
 好きな色: インディゴブルー&ホワイト
 

Career Courier Featuring Ellie

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    リロードバッグ http://www.reloadbags.com/"

    Interview by messengerbag.jp 取材日:2011年4月26日

    1997年、当時メッセンジャーだったRoland(R)とEllie(E)の2人が、自分たちを満足させるリアルなメッセンジャーバッグを求めて、アメリカフィラデルフィアでスタートしたR.E.Load(リロード)。 圧倒的にリピーターが多く、今や世界中のメッセンジャーから世界で1番のメッセンジャーバッグと評されるのは、設立から今まで変わらない彼らのバッグに対する熱意や価値観をバッグを背負うことで肌で感じているからなのだろう。
    今回は2人にインタビュー、二回目はEllie(エリー)です。

― まずは自転車に乗り始めたきっかけを聞かせて下さい
小学校4年生の時、初めて自転車に乗る方法を学びました。自転車が大好きで、毎日自転車で学校に通ったわ。
それから15歳の時にロードバイクを手に入れて、街を乗り回してた。私はサンフランシスコで育ったから、そう車を運転したことはないわ。いつもバス、電車、自転車か歩きでした。
でも去年、30歳の時に自動車免許をとったの。移動手段がほとんどが自転車だったから...
― メッセンジャーバッグを作り始めたのはいつから?またきっかけは?
Reload-Ellie_02
CMWCシアトルにて
私がメッセンジャーとなった1997年にメッセンジャーバッグを作り始めました。
まずはローランドのメッセンジャーバッグを修理する事から始まり、それからローランドとR.E.Loadを始めることにしました。(RとEは私たちのイニシャルです)
私たちはクオリティのいいモノが作れる会社を作りたかった。

― まだその頃は今ほどメッセンジャーバッグブランドは多くなかったですね?

ええ、その通りですね。主にTimbuk2、マンハッタンポーテージ、ZOバッグ、DeMartiniのバッグでしたね。R.E.Loadはカスタムメッセンジャーバッグのイノベーターだったと思います。
私たち以前であれば、それぞれの都市のメッセンジャーが彼ら自身でバッグを作ってたりしてましたね。
そうねぇ、カルチャーの一部みたいな感じだったかな。
でもR.E.Loadは会社として最初にカスタムメッセンジャーバッグを成功させたと思います。多くの人がR.E.Loadにインスパイアされていると思いますよ。

― 当時のエピソード(苦労話など)はありますか?

今までに会社としてクリアできるかどうか大変な事も何度かあったけど、基本的に自分たちで何とか解決するようにしています。
最近の金融ショックはかなり大変だったけど、少なくとも私たちはまだ生きています。(笑

― ローランドとエリー、それぞれの特徴や役割を教えて。
一言で私を表すととにかく、自転車や自転車カルチャーが大好きだってことかな。人に教えるのが好きだし、人とモノやアイデアを共有するのが好きだし、私はまた、ユーモアや陽気な生活が好きだし、外に居ることが好きだし、私は「Love」は何でも可能だと思います。そして人々を励ますのも大好きで、人が望む何かをしてあげたいと思うの。
私は世界は美しく、人もそうだと思っているわ。
Reload-Ellie_03
― バッグを作るにあたって、影響を受けたバッグ又は人物はありますか?
Eric Zoに一番影響を受けました。彼は自分で全ておこなっており、自転車カルチャーと密接につながりながらバックを作っていて、私にとってそれは本当に重要だと思う部分ですね。
― ファーストバッグはどんなものでしたか?
工業用のミシンを持ってなかったので、最初に作ったバッグは縫うのが大変でした。
― インパクトのある刺繍やカラフルな色使いが当時から斬新でしたよね。
私はお客さんもリロードのカスタムのデザイン等の過程に関わっている状況がすばらしいと思う。消費者が自らの意思によって物を購入する行為こそが、より物を大事に扱う事に繋がると思うのです。
私たちは、13年かけ自分たちのクラフトマンシップに磨きをかけてきました。
オリジナリティ溢れる皆さんのアイデアによるデザインを刺繍する事が大好きです。
― ハンドメイドへの拘りなどありますか?
はい。私たちが完全に製品管理ができる方法ですね。
Reload-Ellie_05
― 他のメッセンジャーバッグブランドとの違いは?
ほとんどの人が私たちが小さな会社である事と、ローランドと私が未だバッグを縫っている事を知りません。
オリジナルフルカスタムバッグの創始者である事も知られてませんね。
― 10年以上の歳月を経て、アップデートされた部分はありますか?
はい、いつも!!!
― バッグを制作する上で、メッセンジャーならではの利点はありますか?また、それはどういった部分に反映されているのでしょうか?
はい、もちろん。バッグをデザインするうえで最も良い方法は、それを実際に使うことですから。
― フィラデルフィアやSFの自転車(メッセンジャー)カルチャーはどうですか?
Reload-Ellie_07
フィラデルフィアではR.E.Loadが自転車カルチャーを引っ張っていると思います。サンフランシスコの自転車カルチャーは大きくて、多様です。
フィラデルフィアもサンフランシスコはとても自転車が多い。自転車は今ますます人気が出てきていて、本当に嬉しいです!

― 日本の自転車(メッセンジャー)カルチャーはどう思いますか

日本の自転車カルチャーが大好きです。いつもR.E.Loadフレンズとファミリーを受け入れてくれます。
日本では自転車が移動手段として多くの人達に認められている、それが日本に行くの楽しみにさせてくれる。

― 日本の好きなところは?

もちろんDepotを愛してます!(日本の一番はこれね)
スタートして間もない頃からSeiya(Depot)はR.E. Loadをサポートしてきてくれました。彼との良い関係が日本や日本の文化に親しみを感じるし、大好きです。


― 世界的にみて自転車(メッセンジャー)カルチャーはどうなっていくのでしょうか?

バイクメッセンジャーカルチャーは街でもっと盛んになって行くと思います。最高な仕事の1つですからね。

― 今後の目標、目指す所を教えてください
R.E. Loadの私のビジョンは世界に役立つすばらしい製品を作り続けること。
私たちはモノを作るのが大好きだし、人と経験値やアイデアを共有していきたいの。
― 最後に、日本のR.E.Loadファンにメッセージを!
R.E.Loadへの継続的なサポートに本当に感謝します。
私たちは皆さんのサポート無しでは続けることができませんでした。私は日本の自転車カルチャーに感銘を受け、その感動がリロードの独自性(オリジナリティ)の原動力になっています。
― Thank you Ellie !!
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Ellie Lum(?)
ホームタウン: サンフランシスコ
 好きな色: インディゴブルー&ホワイト
 

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